撥水風呂敷の特徴や加工のヒント

風呂敷を更に長く、幅広く使う方法

撥水風呂敷を洗濯するときのポイント https://www.leyesvirtuales.com

撥水風呂敷が水を中に通りにくいのは、表面張力の働きを利用して
表面に水分が付着した時に球形になって水を落としやすくなるように
作られていることと、撥水しやすいようにフッ素を付着させた繊維で
織られていることからという理由があります。


このように撥水加工をしている風呂敷であっても、食べ物や化粧品等、
その他の油性の汚れが付いてしまうと撥水加工が低下してしまうことがあります。


油性の汚れを落とすと撥水性は元通りになりますので、汚れたらすぐに
洗濯をしてお手入れをするのがおすすめです。


撥水風呂敷は、50回洗っても撥水性にほぼ影響がありません。
安心して様々な場所に持ち歩きをしても問題ないでしょう。


手洗いでなくても洗濯機を使っても問題ありません。
心配であればおしゃれ着を入れるネットに入れるようにしてください。


洗剤には吸水性があるので、洗っている間は撥水性は一時的になくなります。
しかし、しっかりとすすいで乾かせば撥水するようになるので、心配ありません。


使う洗剤に付いては注意が必要になります。
一般的な洗剤を使うのは構わないのですが、撥水性を弱める力のある
柔軟剤や漂白剤の使用は絶対に避けてください。


汚れがひどい時に漂白剤に浸け置きをする場合がありますが、
撥水機能が著しく低下する恐れがあるので、絶対に使わないようにしましょう。


ドライクリーニングは可能ですので、あまりにも汚れが酷い場合は、クリーニング店に依頼した方がいいでしょう。


また、柔軟剤が多めに入っている洗剤については、吸水力が強く洗濯した後も
繊維に残ることから撥水する力が弱まる恐れがあります。


柔軟剤配合の洗剤や、多めに柔軟成分が配合されて洗い上がりが
柔らかくなる乳幼児向けの洗剤は避けるようにしてください。


柔軟剤や漂白剤を間違って入れてしまった場合は、何度も根気よくすすいで
撥水風呂敷の繊維に残らないようにしましょう。


すすぎすぎてしわが酷くなってしまったら、160度以下の中温に設定して
アイロンを掛けるようにしてください。

 

撥水加工と防水加工の違い!活躍するのは「合成樹脂」

撥水加工と防水加工の違いを理解しておくと、雨具等を購入する際に役に立ちます。
撥水加工の製品は洗濯等で効果が薄れてきますので、覚えておくようにします。

また洗濯をする際に使用する洗剤にも注意を払うことが必要です。
柔軟剤や漂白剤は撥水効果をなくすため、使用を控えることを覚えておきます。

雨具などを選ぶ時に、撥水や防水の加工と記されていることが多くあります。
またスプレーなどで撥水や防水の効果のあるものを見かけることもありますが、どういった違いがあるのかを知っておくと選ぶ際に役に立ちます。

撥水加工とは、シリコンやフッ素等の樹脂系撥水剤を用いることで、素材の表面に凹凸をつけ、水がかかっても素材に貼り付いたり浸透することなく、転がっていく現象を生みだします。
撥水加工には2種類あり、フッ素樹脂撥水剤とシリコン樹脂系撥水剤が使われています。

フッ素樹脂撥水剤は、繊維の隙間まで入り込まない特性があるため、通気性が保たれた状態になります。また素材に染みこみにくいことから、革などに用いても向いています。
シリコン樹脂系のものは、繊維に膜を作りますので、通気性が保たれなくなります。

したがって汗染みなどを防止するスプレーなどにシリコン樹脂系撥水剤は使われています。
撥水の場合には、表面を加工する目的で作られていますので、素材そのものを加工するものではありません。

そのため、洗濯などを繰り返すことで、効果は薄れてくることがあります。
覚えておくことが必要です。

一方、防水加工とは生地の裏側まで水を通さないことをいい、生地が塩化ビニルや合成ゴム等、水を通さないものでできていることが多くなっています。
生地は水を通す素材でも、生地の表面に合成樹脂を塗って加工をし、水を通しにくくしているものも多くあります。

レインコートや長靴等はこの方法でできています。
防水加工は水を通しませんが、空気も通しにくくなりますので、蒸れることがあります。
洗濯等で防水機能が落ちることはありませんが、長期間使用することによって防水機能が劣化することはありますので気をつけます。

防水加工を施してある場合でも、縫い目や糸等は防水をしていないことが多く、そのためその辺りから水が入ることもあります。
防水加工と記されている商品を購入する場合には、どういった方法で作られているものなのかを確認してから購入すると安心できます。

撥水加工と防水加工は、似ているように思いますが、加工の方法は違っており、防水効果にも違いがあります。合成樹脂が施されたレインコートやレインシューズを購入すると、雨の日でも安心して使用することができます。
購入する際には、商品についての説明等をよく読んで、安心できるものを購入することがポイントとなりますので、覚えておくようにします。

 

時代によって進化する風呂敷の用途

風呂敷は奈良時代に舞楽の衣装を包むところから始まり、室町時代には入浴時に使われるようになったことから、現在の風呂敷という呼び方をされるようになりました。

使い方は進化し続けていますが、古くから現代まで日本人の生活の一部として溶け込んでいるものです。
日本では古くから物を包む布として浸透している風呂敷は、その起源をさかのぼると定かではないようですが、始まりは奈良時代なのではないかと言われています。

当時は舞楽の衣装包みとして用いられており、それが正倉院の所蔵物から発見されたことによってこの時代から始まったのではないかと言われていますが、当時は現在の風呂敷にはない、中身を固定するための紐が取り付けられていたようです。
平安時代になると風呂敷は「平包(ひらつつみ)」と呼ばれるようになりました。庶民が衣類を包んで頭に乗せて運んでいる姿が描かれていることから、用途は変わらず衣類を包むことであったとされています。

そしてこの頃入浴には、心身を清めるという意味があり、裸ではなく白衣で入るというのが作法とされていました。
そのため入浴後には白衣を着替える必要があり、心身を清めた後であったことから、広げた布の上で着替えをしていました。

現在の「風呂敷」という呼び名は、このことが起源とされている説もあります。
時代はすすみ室町時代になると、入浴の意味は変わっていき、また方法も蒸し風呂のようなものとなりました。
そのため床にむしろやすのこ、布などを敷いていました。

足利義満が大きな入浴場を建立した時に、招かれた大名などが入浴する際に衣類を間違えて着ないよう家紋を付けた布に衣類を包んだという記述があります。

これが風呂敷について記録された最古のものであると考えられています。
その後江戸時代に時代は変わっても、入浴の方法はそのまま継承されていました。

またその頃になると銭湯が誕生したことにより、庶民も衣類や入浴のための道具を布に包むようになり、風呂敷包みや風呂敷と広く呼ばれるようになりました。
現在の風呂敷とい呼び方は銭湯の普及とともに広く日本中に広まっていったと考えられています。 現在の風呂敷の模様は、昔から継承されている家紋だけでなく、日本独自の吉祥文様が用いられることが多くなりました。

マンガやアニメなどでは泥棒が風呂敷を使っている様子が描かれることも多いですが、実は唐草模様にはおめでたい意味があり、明治時代化から昭和にかけては、婚礼道具などを包むためのめでたいものとして使われていました。
古くから日本固有の文化として定着していた風呂敷は、現在衣類を包むという意味合いだけでなく、バッグやお弁当を包むものとしても使われるようになっています。
今後も色々な形で進化しながら、生活の一部として馴染んでいくと予想されます。